就職せずに家庭教師で生活できる？

就職せずに家庭教師で生活できる？

家庭教師は多くの場合、アルバイトとなります。
子供の自宅に通い、勉強を見て教えて時間に応じた給料をもらえることになります。
子供は成長をして大人になりますので、ずっと一人の子供の勉強を見続けることはありえません。
希望する学校へ入学したら、それで終わる仕事となります。
したがって家庭教師をいくつかかけもちでする人達はいますが、アルバイトとしての報酬と割り切って行っている人達がほとんどです。
就職をせずに家庭教師だけで生活をしていくことは、難しいことです。
子供と相性が合わなかった場合には、解雇されることもあります。
安定した仕事とならないことを覚えておくようにします。
大学生の頃に、空いた時間にアルバイトをしたい場合には、家庭教師は条件の良い仕事となります。
自分の得意な科目を教えることで、自分も教えられる子供にとっても良い結果を生みだすことになります。
こういった経験を活かして、就職活動に役立てることは充分あります。
就活の際にアピールできる材料となりますので、学生時代の良い体験として評価してもらえます。

家庭教師は正社員となって働ける場合もある

家庭教師といえば、ひと昔前までは現役の大学生が所属先の学生課に登録して求人をあっせんしてもらう、というやり方が一般的でした。
しかし近年では、専門のあっせん業者に登録し、要望のあった家庭に派遣されるというスタイルが主流になっています。
このような形で働く場合、通常は日給制あるいは時給制で給与が支払われます。
稼働実績に応じた報酬のみが支給され、基本給などはありません。
その一方で、中には正社員として雇用されるケースもあります。
正社員の身分で働くとなれば、給与は月額でいくらという固定給制となり、これに時間外手当や職能手当などがプラスされます。
事業者の経営方針にもよりますが、勤続年数を経るにしたがって昇給や昇格のチャンスも生まれます。
社会保険などの福利厚生も充実します。
一方、勤務については一般企業の社員と同様、週40時間制が基準となります。
ただし家庭教師の場合は相手先の都合などによって勤務時間が一定しない可能性があるため、変形労働時間制を導入しているところが少なくありません。